長年お茶を飲み続けて、お茶の味にも慣れて、色々とテースティング経験も豊富になり、自分の味も見えてきて、判断も容易にできるようになった頃といのは、ふとした落とし穴に陥ることがあります。
「固定観念」というやつですね。
かく言う私も久々に初心に立ち返らされるような出来事がありました。
今回の冬茶の買い付けで、あらかたいつもの茶農家を回り終わって、台中に戻ってきた頃、いつも懇意にしていただいている羅盤(風水アイテム)会社の黄老闆(ラオパン)から、産地に行こうとお声をかけていただきました。
いつも台湾でお茶を買い付けしていると、実に色々な知り合う方から、口を揃えてお誘いを受けます。
「是非、私の知り合いの茶農家に行きましょう!」
みんなお茶好きの人たちは、自分のお茶を買っている産地こそが最上だと思っている人たちが多いのも事実です。
台湾のお茶好きたちは、茶商を通さずに自分達で茶農家を渡り歩く人たちが実に多いのです。
茶商を通せば当然中間マージンが発生するわけですから割高になります。これが割高になるからと言って悪いということではなく、信頼のおける品質としての保証になる場合もありますので、直接買い付けだけが正しい選択かというと、あくまでも自分の知っている世界観としての「範囲」に限定されてしまうという弱点はあります。
こんな風に外国から来た人に好意で良い茶園に連れて行ってくだるとは、本来、とてもありがたいことなのですが、過去において大抵が「ゴメンナサイ」という品質のお茶にしか出会ったことが無かったもので、茶農家に連れて行ってもらうということに辟易としていたものでした。
実際に、茶通で販売している茶葉は相当厳選されていています。日本在住の台湾人の方々からよく言われるのは、「このレベルは台湾でもちょっとやそっとじゃ飲めない」という品質レベルであり、このライン以上を追求をしているわけですから、ただ単にお茶好きで自分の知っている「範囲」での茶農家に思い入れがある方々にご紹介していただいても、やっぱり選ぶ者としては「善い茶農家」だからとか、「誰誰さんの紹介」だからという扱いでお茶を選ぶことができません。(笑)
「固定観念」というやつですね。
かく言う私も久々に初心に立ち返らされるような出来事がありました。
今回の冬茶の買い付けで、あらかたいつもの茶農家を回り終わって、台中に戻ってきた頃、いつも懇意にしていただいている羅盤(風水アイテム)会社の黄老闆(ラオパン)から、産地に行こうとお声をかけていただきました。
いつも台湾でお茶を買い付けしていると、実に色々な知り合う方から、口を揃えてお誘いを受けます。
「是非、私の知り合いの茶農家に行きましょう!」
みんなお茶好きの人たちは、自分のお茶を買っている産地こそが最上だと思っている人たちが多いのも事実です。
台湾のお茶好きたちは、茶商を通さずに自分達で茶農家を渡り歩く人たちが実に多いのです。
茶商を通せば当然中間マージンが発生するわけですから割高になります。これが割高になるからと言って悪いということではなく、信頼のおける品質としての保証になる場合もありますので、直接買い付けだけが正しい選択かというと、あくまでも自分の知っている世界観としての「範囲」に限定されてしまうという弱点はあります。
こんな風に外国から来た人に好意で良い茶園に連れて行ってくだるとは、本来、とてもありがたいことなのですが、過去において大抵が「ゴメンナサイ」という品質のお茶にしか出会ったことが無かったもので、茶農家に連れて行ってもらうということに辟易としていたものでした。
実際に、茶通で販売している茶葉は相当厳選されていています。日本在住の台湾人の方々からよく言われるのは、「このレベルは台湾でもちょっとやそっとじゃ飲めない」という品質レベルであり、このライン以上を追求をしているわけですから、ただ単にお茶好きで自分の知っている「範囲」での茶農家に思い入れがある方々にご紹介していただいても、やっぱり選ぶ者としては「善い茶農家」だからとか、「誰誰さんの紹介」だからという扱いでお茶を選ぶことができません。(笑)
しかし黄老闆からは三年越しで、「いつになったら一緒に産地に行くんだ」と再三にわたりお誘いを受けていたので、無碍に断るわけにも・・・。
また風水師の必須アイテムである羅盤をいつも無理言って改造したり、色々と設計していただいてる手前、人間関係も。(笑)
また風水師の必須アイテムである羅盤をいつも無理言って改造したり、色々と設計していただいてる手前、人間関係も。(笑)
そこで二人で杉林渓に向かうことになったのです。途中、顔の広い黄老闆ですから、色々とご知り合いの元を尋ねながら、バナナをもぎ取ったりと、漢(オトコ)二人で、杉林渓目指してワイルドな旅が始まりました。ちなみに、杉林渓には数日前に行ったばかりでした。( ´Д`)
つづく
つづく