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やられた~2

2/5/2012

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 以前の続きから間が空いてしまいましたが、杉林渓高山烏龍茶を先輩の黄老闆(ラオパン)と共に巡った時のお話です。
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 もともと実家が鹿谷郷の黄老闆は地元の山岳遭難者救助隊からお寺に到るまで、毎年高額なお布施をしている高徳な人です。
  そんな地元の名士ですから、地元に戻ってくれば続々と人がしたって集まるんですね。

 ちなみに、黄老闆は私の古代術数文化(五術文化)の教師である鍾進添老師とも30年以上親交があります。

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 地元である鹿谷郷から杉林渓まで特に茶農家さんたちは、ほとんどかつての同級生なので、我々一行も杉林渓の産地の中腹にある製茶所に集まり、冬茶を作り終えて整頓された製茶所でちょっと雑談。

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 どこの製茶所もそうですが二階は、茶葉をしおれさせ、酸化発酵を促す作業である萎凋(いちょう)のためのスペースです。太陽萎凋、室内萎凋に対応できるようになっています。

 特に凍頂烏龍茶は、太陽萎凋よりもエアコンを使う室内萎凋よるウェイトが大きく、同じ青心烏龍品種でも、ああいった特徴あるお茶の輪郭が作られるわけです。

 ちなみに、梅山高山烏龍茶は太陽萎凋によるウェイトが大きいですね。各地域の土質から、天候、地元の伝統技術によって、同じ品種から実に色とりどりの「ウーロン茶」が生まれて来るわけです。

 この製茶所は以前も来たことがあり、色々と知っていましたので、ここのオーナーである黄錫組さんと、今年の冬茶の杉林渓のお茶の良し悪しなんかをご挨拶がてら話したりしました。
 

山道:「今回の杉林渓では冬茶の前半(11月中旬ごろ)に採茶された茶葉の品質はとても悪かったですね。天候が悪かったようですね。ちょっと品質的に納得できなかったなー。」
 
山道:「若干、仕入れて飲んでみたのですが、含有水分が高く味が大味すぎました。」
 
 
山道:「黄さんも出荷しずらかったんじゃないですか?」
黄錫組:「そう?うん。確かに天候悪かったよね。一般的にも市場に出た前半のお茶が品質的に劣るとは言われているよね。」
 
 

黄錫組:「そう?そういうお茶を作っちゃった人が多かったみたいだね。一般的にはね。」
 
   
黄錫組:「そう?まあ、これ飲んでみんしゃい。」
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    山道帰一

    台湾茶に魅せられて、青茶文化を日本で普及したいと思っています。今年からは茶園でも始めようかと。

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