
アジアンティー・ランチの後には、Wミッチー企画を決行するために、XUAN(スアン)から徒歩で移動できる、古民家にして、主催者のリョウさん宅へ向かう。
出張料理人・福井理人氏の料理とコラボによる
ディナー × 台湾茶
出張料理人・福井理人氏の料理とコラボによる
ディナー × 台湾茶

既に前日に夕食を共にし、次の日に開催されるコラボ料理のメニューとお茶の併せ方において、お互いに納得がいくまで、イメージし相談しあった。既に、当日出すお茶をお送りし、料理との併せ方を研究してもらっているだけに話は早かった。
才能とは思わぬところに隠れているもので、料理人・ミッチーさんは、完全に「お茶と料理のコラボ」という点を踏まえた味付けをイメージできていた。これには当日、度肝を抜かれることになる。
才能とは思わぬところに隠れているもので、料理人・ミッチーさんは、完全に「お茶と料理のコラボ」という点を踏まえた味付けをイメージできていた。これには当日、度肝を抜かれることになる。

薫り高く、ユリやヒヤシンスのような文山香を持つ「文山包種茶」をジャブのように放てば、小芋を出汁だけで煮て少しの塩で味付けした「土竜芋」という山芋をノリで巻き油であげた物に山椒塩をかけた料理が出てきて、初っ端からカウンターパンチを貰ってしまった。
福井理人:「地中からでるエネルギーと山々を思い出せる料理をもってきました」
このお餅のような芋と、土味に参照のフレーバーをのせ、ほとんど潮を使わないくらいの味付けに、文山包種茶の味がより鮮明に浮き上がり、参加者を絶賛させた。
福井理人:「地中からでるエネルギーと山々を思い出せる料理をもってきました」
このお餅のような芋と、土味に参照のフレーバーをのせ、ほとんど潮を使わないくらいの味付けに、文山包種茶の味がより鮮明に浮き上がり、参加者を絶賛させた。

次に杉林渓高山烏龍茶を持ってきて、森林浴のような開放感広がりを演出しようと思ったのですが、人々の意識が味のコラボにあまりにも意識が強くフォーカスされているのを見て、
山道:「ヤバイ!このままの組み立てでは香味の歯車がずれる」
と、危惧し、急遽、杉林渓高山烏龍茶を外し、「梅山高山烏龍茶」(太和村)で、「菜の花と菊菜のテリーヌの黄身酢がけ」に、合わせる。現場での即座の変更に料理人・ミッチーさんはすばやく味付けを変え、臨機応変な対応をする。
後々、ミッチーさんは述懐する。
福井理人:「いや~、一瞬焦りましたよ。鰹の香りを極限まで抑えました。」
梅山の心地よいフレッシュな柑橘系や梅を思わせる酸味と、黄身酢、そして菊菜の触感とが絶妙な旋律を作り、客席がどよめく。
山道:「(早く、俺も食べたい。今すぐ食べたい。)」
と、お茶淹れに専念するため、その場で食事とお茶を併せて食べることができない腹の虫を押し殺す。
山道:「ヤバイ!このままの組み立てでは香味の歯車がずれる」
と、危惧し、急遽、杉林渓高山烏龍茶を外し、「梅山高山烏龍茶」(太和村)で、「菜の花と菊菜のテリーヌの黄身酢がけ」に、合わせる。現場での即座の変更に料理人・ミッチーさんはすばやく味付けを変え、臨機応変な対応をする。
後々、ミッチーさんは述懐する。
福井理人:「いや~、一瞬焦りましたよ。鰹の香りを極限まで抑えました。」
梅山の心地よいフレッシュな柑橘系や梅を思わせる酸味と、黄身酢、そして菊菜の触感とが絶妙な旋律を作り、客席がどよめく。
山道:「(早く、俺も食べたい。今すぐ食べたい。)」
と、お茶淹れに専念するため、その場で食事とお茶を併せて食べることができない腹の虫を押し殺す。

そしてメインディッシュへの胸の高鳴り、繊細な味と香の究極の夢のコラボが、私とミッチーさんの試みの探求の中で、答えが生まれてくる確信に変わっていました。
「間違っていなかった。これは正に飲+食の答えのカタチなのだ」
という核心に迫って行ったのでした。
定番である「凍頂烏龍茶」には丁寧な火入れを短時間で施した一品を選び、ミッチーさん力作の泡盛で煮込んだ究極の「泡盛トンポーロ」と合わせる。
もともと泡盛で豚の臭みを取り除いたさわやかな味わいと柔らか味、ジューシーな肉を口に入れ、凍頂烏龍茶で流し込む。お口の中の油分がさらさらと洗われて消えていく。後味を残さずに、油分は完全に中和され、触感と肉の旨みが記憶の中に還元されていく。すごいスピードでそれを食べては飲んで繰り返す。
「間違っていなかった。これは正に飲+食の答えのカタチなのだ」
という核心に迫って行ったのでした。
定番である「凍頂烏龍茶」には丁寧な火入れを短時間で施した一品を選び、ミッチーさん力作の泡盛で煮込んだ究極の「泡盛トンポーロ」と合わせる。
もともと泡盛で豚の臭みを取り除いたさわやかな味わいと柔らか味、ジューシーな肉を口に入れ、凍頂烏龍茶で流し込む。お口の中の油分がさらさらと洗われて消えていく。後味を残さずに、油分は完全に中和され、触感と肉の旨みが記憶の中に還元されていく。すごいスピードでそれを食べては飲んで繰り返す。

至高の体験となった「お茶と料理」の応えのカタチは、梨山高山茶でピークを迎えようとしていた。
このお茶に対してミッチーさんは次のようにコメントしている。
福井理人:「正に山の気を凝縮したようなハッキリとした味わいと香り、ここにカブのクリーム煮を持っていきお互いのクリーミーさをコラボさせてみました。」
うすく、うすく、繊細に、そして味覚の感じられるものとものの間を縫うように仕立て上げられた「カブのクリーム煮」は、その裏ごしされたスープの触感と「梨山茶」の荒々しさ丸出しの渋みとが調和し、とても素敵なハーモーニーとなった。
このお茶に対してミッチーさんは次のようにコメントしている。
福井理人:「正に山の気を凝縮したようなハッキリとした味わいと香り、ここにカブのクリーム煮を持っていきお互いのクリーミーさをコラボさせてみました。」
うすく、うすく、繊細に、そして味覚の感じられるものとものの間を縫うように仕立て上げられた「カブのクリーム煮」は、その裏ごしされたスープの触感と「梨山茶」の荒々しさ丸出しの渋みとが調和し、とても素敵なハーモーニーとなった。

最後は「文山茶漬け」で閉めもよし。
このお茶と料理の至高のコラボを終えて、私たちが思ったのは、これは継続して、やりたいイベントであり、
「お茶と料理のコラボの専門店やりたいね。」
と、Wミッチーは思いました。
このお茶と料理の至高のコラボを終えて、私たちが思ったのは、これは継続して、やりたいイベントであり、
「お茶と料理のコラボの専門店やりたいね。」
と、Wミッチーは思いました。
参加者の皆さん、関係者の皆さん、ありがとうございました!この企画は今後も時と場所を変え、続けて行きたいです。その時は、また皆さんとお会いできるのを愉しみにしています。